【KOTY】クソ授業オブザイヤー2019【1st】

f:id:jungrave3:20200417133418p:plain

総評

2018年の覇者『製品デザ〇ン論』がクソ授業オブザイヤーに与えたショックはあまりにも大きかった。前半の緩い授業展開から打って変わり、後半に突如として現れた「授業時間内の15分で1200字を手書きしなければならない授業感想文」という理不尽極まりない提出物によって大賞受賞。

クソ授業が出にくい教養展開という科目で起こった未曽有の大災厄は、学生の心にある一つの不安を残していった。

「製品デザ〇ン論の前ではどんなクソ授業も霞んで見え、以前の様に楽しむ事は出来ないのでは」と。

 

そんな中、2019年の初陣を飾ったのは『情〇理論(情報工学)』だ。

前年度までの担当教員が海外出張のため、白羽の矢が立った後任はF教授だった。情〇理論という科目自体は前年度『確〇と統計』と関連があり、内容も情報系の学生が知っておいて損のないものだった。

しかし、後任がF教授という一点のみが最大の汚点となった。指定される教科書が全て英語、その教科書が全て1万円を超える高級品、なぜか英語で書かれる板書、なのに説明は日本語、全てが未体験だった。これらはF教授の特徴であり、それだけだったら「変な人だな~」程度で済んだのかもしれない。

そんな軽傷で済むはずがなかった。F教授はガイダンスを3週間連続で行ったのだ。ガイダンスというものはその講義で何をするのか、何を目指すのか、何ができるようになるのか説明する大切な時間だ。基本的にガイダンスは30分~1時間程度で終了し、休み明けの学生にとってはささやかなプレゼントとなる。

しかし、F教授は違った。ガイダンスに丸々90分使ったのだ。しかもガイダンスの内容は中身がなく、圧縮すれば15分程度で済む話だ。それなのに、どのような授業展開していくのか具体的な話は出てこない。それが3週間続いた。めんどくさい課題が出ているわけではないのだが、時間を無駄にしている気がして普通にクソだった。

虚無の3週間を乗り越えたら、次は復習の3週間が始まった。確〇と統計という講義で習った内容を3週間かけて復習したのだ。しかし全てを復習したわけではなく、確〇と統計で2週間かけて扱った内容だけ。復習なのだから1コマで終わるはずなのに、なぜか3週間もかかった。しかも90分丸々使う。これもF教授の成せる御業だ。

結局、情〇理論という講義の本題に入ったのは、既に折り返し時期の7回目だった。

しかし、その時に事件が起きた。

抜き打ちテストが開催されたのだ。当時の私たちは小テストとして抜き打ち試験をされたのだと思っていた。成績評価にもそこまで響かないだろうと思っていた。思い込んでいた。

実はその抜き打ち試験は、なんと中間試験だった。

抜き打ちで中間試験が行われたのだ。当然事前告知など無かった。初めての体験だった。流石におかしいと思った。しかし、既に過去の話だった。芳しくない解答用紙を提出した。それだけで少し落ち込んだ。

その後の授業は本題に入ったこともあり、ちょっとクソな普通の授業が展開された。相変わらず虚無な時間だと感じることもあったが、新しい知識への渇望がそれを埋めてくれた。少しはマシになったのだと感じた。

突然指名して板書の内容を解答させることもあった。普通にクソだが、他の講義でもやっている上に、座席をコントロールすれば対策可能なことだったので、そこまでクソではなかった。

その代わり課題が出るようになった。課題で出る内容は全て英語だったので普通にクソだった。英弱の私は苦戦を強いられ、文章を解釈したとしても、その解答を導くのに大変苦労した。参考になる日本語のソースが殆ど全滅状態のため、世界にたった一つしかないウェブページに一縷の望みをかけるしかなかった。

後半も割と順当にクソだったが、期末試験は友達と相談可能だったり、試験後には救済としてレポート課題が出たりしたので、単位取得難易度自体は低くはなかった。その点だけは評価できた。

情〇理論という講義は、前半のクソ虚無と後半の順当クソ要素によって出来ていた。今思えば、後期に舞い降りる大いなるクソ授業の前触れに過ぎなかったのだが、この時の私は、それを知る由もなかった。

 

『情〇理論(情報工学)』に続き、『情〇工学基礎英語』が出陣した。

前年度までの『情〇画像基礎英語』にあたる授業であり、毎年のように情画3年を阿鼻叫喚の渦へと巻きこんできた、ある意味レジェンド的存在だった。

 

続きを購読したい方は、会員登録(無料)をお願いします!